ITパスポートとは?演習例、過去問の解答と解説

ITパスポートは、ITに接する人が備えておくべき、ITの基礎知識を証明する国家資格ですね。ITパスポート試験とはどのような試験か簡単にまとめ、演習例として過去問の解答、解説をまとめていきます。

目次

1. ITパスポートとは

ITパスポートとは、IPAの情報処理試験の1つで、ITを利活用するすべての社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できるとされる国家試験です。

ITパスポートの難易度

IPAの情報処理試験にはスキルレベル1から最高のレベル4まであります。ITパスポートはスキルレベル1に該当する資格です。情報処理試験の中では難易度が1番低い資格となります。

ITパスポートの合格点

600点以上/1,000点(総合評価の満点)、6割解ければ合格です。

ITパスポートの受験料

5,700円(消費税込み)です。

2. 演習例、過去問の解答と解説

ITパスポートの演習例として過去問の解答、解説をまとめていきます。

2-1. ストラテジ系 過去問

ITパスポート 平成28年春期 問1 機能要件と非機能要件

連結会計システムの開発に当たり、機能要件と非機能要件を次の表のように分類した。aに入る要件として、適切なものはどれか。

ITパスポート 平成28年春期 問1

ア 故障などによる年間停止時間が、合計で10時間以内であること

イ 誤入力した伝票は、訂正用伝票で訂正すること

ウ 法定帳票以外に、役員会用資料作成のためのデータを自動抽出できること

エ 連結対象とする会社は毎年変更できること

解答

答は「ア」です。

解説

非機能要件は性能面や稼働率、セキュリティ面など、システムの機能面以外の全般の要件をいいます。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問1

ITパスポート 平成28年春期 問5 ERPパッケージの特徴

ERPパッケージの特徴として適切なものはどれか。

ア 業界独特の業務を統合的に支援するシステムなので、携帯電話事業などの一部の業種に限って利用されている。

イ 財務会計業務に限定したシステムであるので、一般会計処理に会計データを引き渡すまでの機能は,別途開発又は購入する必要がある。

ウ 種々の業務関連アプリケーションを処理する統合業務システムであり、様々な業種及び規模の企業で利用されている。

エ 販売、仕入、財務会計処理を統合したシステムであり、個人商店などの小規模企業での利用に特化したシステムである。

解答

答は「ウ」です。

解説

ERP(Enterprise Resource Planning)とは、日本語で企業資源計画と訳され、企業全体の経営を効率化させる手法をいいます。そのためのソフトウェアがERPパッケージです。

ERPパッケージは特定の業種しか利用できないものでなく、また経営に必要なすべての管理機能が備わっているので、回答は「ウ」になります。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問5

ITパスポート 平成28年春期 問13 BPMの考えに基づいた業務改善

BPM(Business Process Management)の考えに基づいた業務改善に関する説明として、最も適切なものはどれか。

ア 企業内のデータを統合し、これを用いて業務上の意思決定の支援を図る。

イ 業務と経営資源を統合的に管理し、経営資源の活用方法の改善を図る。

ウ 業務の実行結果などから業務プロセス自体を見直し、継続的な改善を図る。

エ 業務プロセスの分業化を進め、作業効率の向上を図る。

解答

答は「ウ」です。

解説

BPM(Business Process Management)とは、企業の全社的な業務の流れ(ビジネスプロセス)を把握・分析、継続的に改善・最適化していくことです。

なお、似たような言葉にBPRというものがありますが、これは「継続的」ではなく、1回限りの革命という部分が異なります。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問13

ITパスポート 平成28年春期 問27 全体最適化で用いられる手法

企業の業務と情報システムの現状を把握し、目標とするあるべき姿を設定して、全体最適を図りたい。このときに用いられる手法として、適切なものはどれか。

ア DOA(Data Oriented Approach)

イ EA(Enterprise Architecture)

ウ OOA(Object Oriented AnaLysis)

エ SOA(Service Oriented Architecture)

解答

答は「イ」です。

解説

DOA:データを中心としたシステム・ソフトウェアの設計をおこなう手法をいいます。

EA:全体最適の観点から業務やシステムを改善する仕組みで、組織全体として業務プロセスや情報システムの構造、利用する技術などを、整理・体系化したものをいいます。

OOA:オブジェクト指向の考え方をもとに、システムの設計をおこなう技法をいいます。

SOA:業務上の一処理に相当するソフトウェアで実現されている機能や部品と連携することで、言語やプラットフォームに依存せず、システム構築する手法をいいます。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問27

ITパスポート 平成28年春期 問29 ワントゥワンマーケティング

一人一人のニーズを把握し、それを充足する製品やサービスを提供しようとするマーケティング手法はどれか

ア ソーシャルマーケティング

イ テレマーケティング

ウ マスマーケティング

エ ワントゥワンマーケティング

解答

答は「エ」です。

解説

ワントゥワンマーケティング(One to One Marketing)とは、顧客一人ひとりの趣向などをもとに個別でマーケティングしていくという方法です。

ソーシャルマーケティング:利益追求がメインではなく、社会全体の利益・福祉向上を重視するマーケティング

テレマーケティング:オペレーターが直接、顧客と電話で対話する販売手法です。資料請求の受付や販売促進をおこなうことをいいます。

マスマーケティング:ターゲットを特定せず、テレビCMなどで大規模にプロモーションをおこなう方法です。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問29

ITパスポート 平成28年春期 問15 技術ポートフォリオの説明

技術開発戦略の策定に当たって、分析を行うために用いる技術ポートフォリオの説明として、適切なものはどれか。

ア 技術水準や技術の成熟度を軸にしたマトリックスに、市場における自社の技術の位置づけを示したもの

イ 自社製品の開発開始から損益分岐点に達するまでの期間、投資の累計、利益の累計などを示したもの

ウ 自社で開発すべき技術の開発日程や到達目標、開発技術と新製品やビジネスプランとの関連などを示したもの

エ 自社の保有する技術を要素技術に分解し、木構造の形式で体系的に示したもの

解答

答は「ア」です。

解説

技術ポートフォリオとは、自社の保有する技術を4つの象限に分類して分析をおこなうものです。各軸には、技術力と市場の成長率などの項目を用います。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問15

ITパスポート 平成28年春期 問16 ISO 9001導入で期待できるメリット

企業がISO 9001を導入することによって期待できるメリットのうち、適切なものはどれか。

ア 企業の貿易手続が標準化され、効率の向上や非関税障壁の減少につながる。

イ 業界で技術仕様が標準化され、製品の品質の向上や市場の拡大が進む。

ウ 情報資産の取扱方法が標準化され、情報セキュリティの品質が向上する。

エ 品質管理に関する業務運営が標準化され、管理の質や効率が向上する。

解答

答は「エ」です。

解説

アはTBT協定もしくはAEO制度のメリットです。イは技術標準の策定、ウはISMS(ISO 27000シリーズ)のメリットとなるので、エが回答になります。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問16

ITパスポート 平成28年春期 問11 CRMに必要な情報として適切なもの

CRMに必要な情報として、適切なものはどれか。

ア 顧客データ、顧客の購買履歴

イ 設計図面データ

ウ 専門家の知識データ

エ 販売日時、販売店、販売商品、販売数量

解答

答は「ア」です。

解説

CRM(Customer Relationship Management)とは、日本語で顧客経営管理。顧客満足度とロイヤルティを向上させ、売り上げを拡大していく手法のことです。

そのため、選択肢アの顧客に関連するデータや購買履歴は、CRMと関係があります。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問16

ITパスポート 平成28年春期 問19 当期の売上総利益は何万円か

小売業を営むある企業の当期の売上高は1,500万円、商品仕入高は1,000万円であった。期首の商品棚卸高が100万円、期末の商品棚卸高が200万円であるとき、当期の売上総利益は何万円か。

ア 200

イ 400

ウ 500

エ 600

解答

答は「エ」です。

解説

売上総利益=売上高-売上原価 で求められます。しかし、この問題では売上原価が分からないため、まずそれを算出しましょう。

売上原価=期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高 で求められるので、100+1,000-200=900。

つまり、売上総利益=1,500-900=600(万円)です。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問19

2-2. マネジメント系 過去問

ITパスポート 平成28年春期 問35 ITガバナンスの実現を目的とした活動

ITガバナンスの実現を目的とした活動の事例として、最も適切なものはどれか。

ア ある特定の操作を社内システムで行うと、無応答になる不具合を見つけたので、担当者ではないが自らの判断でシステムの修正を行った。

イ 業務効率向上の経営戦略に基づき社内システムをどこでも利用できるようにするために、タブレット端末を活用するIT戦略を立てて導入支援体制を確立した。

ウ 社内システムが稼働しているサーバ、PC、ディスプレイなどを、地震で机やラツクから転落しないように耐震テープで固定した。

エ 社内システムの保守担当者が、自己のキャリアパス実現のためにプロジェクトマネジメント能力を高める必要があると考え、自己啓発を行った。

解答

答は「イ」です。

解説

ITガバナンスとは、企業のIT活用を最適化する仕組みのことです。よって、業務効率化のためにIT戦略を立てた「イ」が回答になります。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問35

ITパスポート 平成28年春期 問54 ステークホルダに関する記述

システム開発プロジェクトにおけるステークホルダに関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア システム開発プロジェクトに参画するプロジェクトチームのメンバはステークホルダである。

イ システム開発プロジェクトの実行又は完了によって、売上の増加やシステム化による作業効率向上などの恩恵を受ける人及び組織だけがステークホルダである。

ウ システム開発プロジェクトの費用を負担するプロジェクトスポンサだけがステークホルダである。

エ システム開発プロジェクトのプロジェクトマネージャ自身はステークホルダに含まれない。

解答

答は「ア」です。

解説

ステークホルダとは日本語で「利害関係者」のことをいい、プロジェクト活動で利害の生じる可能性を持つ人物を指します。

これには、プロジェクトメンバー、株主、得意先、顧客や地域社会などが当てはまるので、プロジェクトチームのメンバーはステークホルダです。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問54

ITパスポート 平成28年春期 問36 可用性管理の目的として適切なもの

ITサービスマネジメントにおける可用性管理の目的として、適切なものはどれか。

ア ITサービスを提供する上で、目標とする稼働率を達成する。

イ ITサービスを提供するシステムの変更を、確実に実施する。

ウ サービス停止の根本原因を究明し、再発を防止する。

エ 停止したサービスを可能な限り迅速に回復させる。

解答

答は「ア」です。

解説

可用性管理とは、ITサービス・ITシステムに対して目標を設定し、それをクリアできるように監視・維持・改善する一連の作業のことです。

よって、目標稼働率を達成するという「ア」が可用性管理にあたります。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問36

ITパスポート 平成28年春期 問47 プロジェクトスコープマネジメントに関する記述

プロジェクトスコープマネジメントに関する記述として、適切なものはどれか。

ア プロジェクトが生み出す製品やサービスなどの成果物と、それらを完成するために必要な作業を定義し管理する。

イ プロジェクト全体を通じて、最も長い所要期間を要する作業経路を管理する。

ウ プロジェクトの結果に利害を及ぼす可能性がある事象を管理する。

エ プロジェクトの実施とその結果によって利害を被る関係者を調整する。

解答

答は「ア」です。

解説

プロジェクトスコープマネジメントとは、プロジェクトのスコープ(範囲)決定や、目標の達成に必要な成果物・タスクの最適化をおこなうものです。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問47

ITパスポート 平成28年春期 問49 プロトタイプはどれか

ユーザの要求を定義する場合に作成するプロトタイプはどれか。

ア 基幹システムで生成されたデータをユーザ自身が抽出・加工するためのソフトウェア

イ ユーザがシステムに要求する業務の流れを記述した図

ウ ユーザとシステムのやり取りを記述した図

エ ユーザの要求を理解するために作成する簡易なソフトウェア

解答

答は「エ」です。

解説

プロトタイプとは、改良を前提とした試作品のことです。開発の初期段階で、利用者の要求との整合性や、問題の洗い出しなどを目的として作成します。よって、要求を理解するための簡易なソフトはプロトタイプといえます。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問49

ITパスポート 平成28年春期 問44 転嫁の事例として適切なものはどれか

システム開発プロジェクトにおけるリスク対応には、回避、転嫁、軽減、受容などがある。転嫁の事例として、適切なものはどれか。

ア 財務的なリスクへの対応として保険を掛ける。

イ スコープを縮小する。

ウ より多くのテストを実施する。

エ リスク発生時の対処に必要な予備費用を計上する。

解答

答は「ア」です。

解説

転嫁とはリスクの影響を他者に移転することをいいます。解答は保険にリスクを移転しているため、正しいです。イ・ウは軽減(回避)、エは需要にあたります。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問44

ITパスポート 平成28年春期 問46 類推見積法の特徴はどれか

過去の類似プロジェクトのコスト実績を用いて、新たに開始するプロジェクトのコストを類推し見積もった。このようなコスト見積り方法の特徴はどれか。

ア 詳細情報から積み上げる見積り方法より作業負荷が大きい。

イ プロジェクトの初期より後期の段階で活用されることが多い。

ウ 他の見積り方法より正確なコスト見積り結果が期待できる。

エ 他の見積り方法より見積りに要する費用は少ないが、正確さでは劣る。

解答

答は「エ」です。

解説

類推見積法とは、過去の類似するシステム実績を元にコストや工数を見積もる手法のひとつです。

低コストで容易に見積もることができる反面、担当者の勘・経験といった能力で結果に差異が出るというデメリットがあります。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問46

2-3. テクノロジ系 過去問

ITパスポート 平成28年春期 問57 PKIに必要不可欠な構成要素はどれか

情報セキュリティにおけるPKIに必要不可欠な構成要素はどれか。

ア VPN

イ 認証局

ウ バイオメトリクス認証

エ ファイアウォール

解答

答は「イ」です。

解説

PKI(Public Key Infrastructure/公開鍵基盤)とは、SSL認証になりすましや不正行為がないか、審査する仕組みをいいます。この審査をおこない、デジタル証明書を発行するのが認証局です。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問57

 ITパスポート 平成28年春期 問58 ソーシャルエンジニアリングへの対策

情報セキュリティにおけるソーシャルエンジニアリングへの対策の例として、適切なものはどれか。

ア ウイルスを検知、除去する機能を電子メールシステムに導入する。

イ サーバへの攻撃を想定した擬似アタック試験を実施し、発見された脆弱性への対策を行う。

ウ 従業員のセキュリティ意識を高めるため、セキュリティ教育を行う。

エ 停電に備えて、サーバルーム向けの自家発電装置を導入する。

解答

答は「ウ」です。

解説

ソーシャルエンジニアリングとは、ネットワークへの侵入に必要なID・パスワードなどを、通信技術などを使わずに盗むことをいいます。

その手口は盗み聞きや盗み見、人的ミスなどを利用したものです。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問58

ITパスポート 平成28年春期 問60 システムの稼働率

同じ装置が複数接続されているシステム構成a~cについて,稼働率が高い順に並べたものはどれか。
ここで,白い長方形1つは装置を表し,並列に接続されている場合はいずれか一つの装置が動作していればよく,直列に接続されている場合は全ての装置が動作していなければならない。

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ア a,b,c

イ b,a,c

ウ c,a,b

エ c,b,a

回答

答えは「エ」です。

解説

稼働率Rの機器2台が直列または並列に接続されているとき、そのシステム全体の稼働率は以下の公式で求められます。

直列(横並び):R2
並列(縦並び):1-(1-)R2

システムを構成する装置は同一なので、装置の稼働率を0.9と仮定し、全体の稼働率を計算することで高低を比べます。
システム全体の稼働率をはじめから求めると複雑な計算になってしまいます。そのため部分要素である並列の稼働率を事前に計算しておきます。

1-(1-0.9)2=1-0.1×0.1=0.99

この数値を使って、各システム構成の稼働率を計算します。

a:0.9×0.9=0.81
b:0.9×0.99=0.891
c:1-(1-0.9)(1-0.99)
=1-0.1×0.01
=1-0.001
=0.999

したがって、c,b,aが稼働率の高い順になります。

装置の稼働率の仮値として0.9を使っていますが、0<R<1を満たす値であれば稼働率の高低関係は同じになります。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問60

 ITパスポート 平成28年春期 問67 WANを利用する必要があるもの

PCやサーバ、通信機器、プリンタなどの間での通信を行う事例のうち、WANを利用する必要があるものはどれか。

ア 大阪支社内のLANに複数のPCと1台のファイルサーバを接続し、ファイルサーバに格納されたファイルを、そのLANに接続されたどのPCからでもアクセス可能とする。

イ 家庭内で、PCとプリンタをBluetoothで接続し、PCで作成した資料をプリンタで印刷する。

ウ サーバルーム内で、PCとWebサーバをハブに接続し、PCからWebサーバのメンテナンスを行う。

エ 福岡営業所内のLANに接続されたPCから、東京本社内のサーバにアクセスし、売上情報をアップロードする。

解答

答は「エ」です。

解説

WAN(Wide Area Network)とは、LAN(Local Area Network)と違って離れた地域でも通信可能なネットワークです。

選択肢「エ」では福岡と東京とで接続する必要がある内容なので、WANを利用する必要があるということになります。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問67

ITパスポート 平成28年春期 問68 ネットワーク方式

MACアドレスに関する記述のうち,適切なものはどれか。

ア 同じアドレスをもつ機器は世界中で一つしか存在しないように割り当てられる。

イ 国別情報が含まれており,同じアドレスをもつ機器は各国に一つしか存在しないように割り当てられる。

ウ ネットワーク管理者によって割り当てられる。

エ プ口バイダ(ISP)によって割り当てられる。

回答

答えは「ア」です。

解説

・「MACアドレス」とは?
ネットワーク上の機器を識別するために、各機器に一意に割り当てられた6バイト(48ビット)の番号。
48ビットの内訳:最初(上位から)の24ビットがベンダーID、次の8ビットが機種ID、残りの16ビットが製造シリアルNo。
同一のセグメント内(ルータを超えない範囲)における通信は、このMACアドレスを基に行われる。

イ:国の情報は含まれない
ウ:ベンダーIDはIEEEに申請をすることで割り当てられ、残りの24ビットは機器ベンダが組織内で重複しないように割り振る
エ:ベンダーIDの管理はIEEEが行っている

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問68

ITパスポート 平成28年春期 問59 OSSだけの組み合わせはどれか

次のソフトウェアの組合せのうち,OSS(Open Source Software)だけの組合せはどれか。

ア Internet Explorer,Linux,PostgreSQL

イ Internet Explorer,PostgreSQL,Windows

ウ Firefox,Linux,Thunderbird

エ Firefox,Thunderbird,Windows

解答

答は「ウ」です。

解説

OSS(Open Source Software)とは、無償でソースコードを利用できるソフトのことをいいます。ソースの公開状況は以下のとおりです。

Internet Explorer:非公開

Firefox:オープンソース

Linux:オープンソース

Windows:非公開

PostgreSQL:オープンソース

Thunderbird:オープンソース

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問59

ITパスポート 平成28年春期 問78 ネットワーク方式

ハブとルータを使用してPC1~4が相互に通信できるように構成したTCP/IPネットワークがある。ルータの各ポートに設定したIPアドレスが図のとおりであるとき,PC1に設定するデフォルトゲートウェイのIPアドレスとして,適切なものはどれか。

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ア 192.168.1.1

イ 192.168.2.1

ウ 192.168.5.1

エ 192.168.5.2

回答

答えは「ア」です。

解説

・デフォルトゲートウェイとは?
同一リンク内(ルータを超えない範囲)に存在しない機器と通信を行うとき、外部ネットワークとの接続点となる機器のこと。
ある端末が外部ネットワークの端末と通信を行う場合、一旦デフォルトゲートウェイにデータを送信し、経路選択と中継を依頼する。一般的に、ルータがデフォルトゲートウェイの役割を果たす。

設問のネットワークでは、PC1はLAN1に属しているため、LAN1内の機器とは直接的な通信が可能です。しかし宛先がルータの外である場合は、その機器がどのLANに所属するかがわからないため、その機器に直接データを届けることはできません。
→ このような時はネットワークの境界に位置するルータ(デフォルトゲートウェイ)にデータを預け、ルータの経路情報に基づき、データを適切なネットワークに転送してもらいます。

つまり、PC1のデフォルトゲートウェイとなるのはLAN1側のルータで、そのIPアドレスにはLAN1側から見た 「192.168.1.1」 を設定するのが適切です。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問78

ITパスポート 平成28年春期 問88 プリンタの種類

感光ドラム上に印刷イメージを作り、粉末インク(トナ一)を付着させて紙に転写,定着させる方式のプリンタはどれか。

ア インクジェットプリンタ

イ インパクトプリンタ

ウ 熱転写プリンタ

エ レーザプリンタ

回答

答えは「エ」です。

解説

レーザ光線で図や文字を描き、それをトナーに付着させて紙に焼き付けるプリンターがレーザプリンタなので、エが正しい。

ア:プリンタヘッドのノズルからインク粒を紙に吹き付けて印刷するのが、一般家庭で使われるインクジェットプリンタ
イ:細かいピンや活字でインクリボンを紙に打ち付けて印刷するのが、インパクトプリンタ
ウ:プリンタヘッドを印刷したい文字などの形に熱し、熱の力でインクを溶かして印刷するのが熱転写プリンタ(サーマルプリンタ)。お店のレシートにも使われる

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問88

ITパスポート 平成28年春期 問62 電子メールに関するプロトコル

電子メールに関するプロトコルの説明のうち,適切な記述はどれか。

ア IMAP4によって,画像のようなバイナリデータをASCII文字列に変換して,電子メールで送ることができる。

イ POP3によって,PCから電子メールを送信することができる。

ウ POP3やIMAP4によって,メールサーバから電子メールを受信することができる。

エ SMTPによって,電子メールを暗号化することができる。

回答

答えは「ウ」です。

解説

POP3とIMAP4は電子メールを受信するときに使うプロトコルなので、正しいです。

ア:これはMIME(マイム)の機能についての説明。IMAP4は、複数の端末が使うときのメール状態の一元管理、メール選択受信などの機能を実現したメール受信用プロトコル。
イ:POP3とは、メール受信のプロトコル。送信、転送にはSMTPを使う。
エ:SMTPに暗号化機能はない。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問62

ITパスポート 平成28年春期 問91 情報セキュリティ管理

ISMS適合性評価制度に関する次の記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。

企業などの組織において,aマネジメントシステムが適切に構築,運用され,ISMS認証基準の要求事項に適合していることをbが審査して認証する制度である。

回答

答えは「エ」です。

解説

・ISMS(Information Security Management System)とは?
「情報セキュリティ」を保つために、組織の情報資産の機密性、可用性、完全性を維持管理するためのシステムまたは管理方法

・ISMS適合性評価制度とは?
組織に構築されたISMSがJIS Q 27001(ISO/IEC 27001)に適合しているどうかを、一定の基準を満たした「第三者認証機関」が審査し、承認を行う制度

そのため、a:情報セキュリティ、b:特定の第三者認証機関 が正解です。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問91

ITパスポート 平成28年春期 問92 復元に必要なバックアップファイル

毎週日曜日の業務終了後にフルバックアップファイルを取得し,月曜日~土曜日の業務終了後には増分バックアップファイルを取得しているシステムがある。
水曜日の業務中に故障が発生したので,バックアップファイルを使って火曜日の業務終了時点の状態にデータを復元することにした。
データ復元に必要なバックアップファイルを全て挙げたものはどれか。
ここで,増分バックアップファイルとは,前回のバックアップファイル(フルバックアップファイル又は増分バックアップファイル)の取得以降に変更されたデータだけのバックアップファイルを意味する。

ア 日曜日のフルバックアップファイル,月曜日と火曜日の増分バックアップファル

イ 日曜日のフルバックアップファイル,火曜日の増分バックアップファイル

ウ 月曜日と火曜日の増分バックアップファイル

エ 火曜日の増分バックアップファイル

回答

答えは「ア」です。

解説

この問題にあるバックアップ計画のように、定期的にフルバックアップを行い、次のフルバックアップまでの期間は、フルバックアップ以降に変更のあったファイル(差分・増分)だけを日ごとに記録する方式を「差分バックアップ方式」といいます。

・「差分バックアップ方式」とは?
定期的にフルバックアップを行い、フルバックアップの間の期間は、フルバックアップ以降に変更のあったファイル(差分)だけを記録していく方式。
バックアップ時間は短くて済むが、復旧は”フルバックアップの適用→各差分バックアップを適用”という流れになるのでフルバックアップ方式と比較して時間がかかる。

”火曜日の業務終了時点の状態”にデータを復元するためには、次のの手順で回復作業をおこないます。

日曜日のフルバックアップを使用し、日曜日の業務終了時の状態にデータを復元
→ 月曜日の増分バックアップを使用し、月曜日の業務終了時の状態にデータを復元
→ 火曜日の増分バックアップを使用し、火曜日の業務終了時の状態にデータを復元

このため、必要になるバックアップファイルの適切な組合せは「ア」です。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問92

ITパスポート 平成28年春期 問97 拡張子”avi”が付くファイル

拡張子”avi”が付くファイルが扱う対象として、最も適切なものはどれか。

ア 音声

イ 静止画

ウ 動画

エ 文書

解答

答えは「ウ」です。

解説

AVI(Audio Video Interleave)とは、Microsoft社が開発した、Windows標準の動画用のファイル形式です。よって、選択肢ウの動画が正解になります。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問97

ITパスポート 平成28年春期 問68 MACアドレスに関する記述

MACアドレスに関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア 同じアドレスをもつ機器は世界中で一つしか存在しないように割り当てられる。

イ 国別情報が含まれており,同じアドレスをもつ機器は各国に一つしか存在しないように割り当てられる。

ウ ネットワーク管理者によって割り当てられる。

エ プ口バイダ(ISP)によって割り当てられる。

解答

答えは「ア」です。

解説

MACアドレス(Media Access Control address)とは、ネットワーク上の機器を識別するため、各機器に割り当てられた一意の番号をいいます。

出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験区分 問68

更新履歴

更新履歴になります。

  • 2016年09月01日 記事を作成しました。

*過去問題の著作権はIPA 独立行政法人 情報処理推進機構に帰属します。

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